野村仁作品を読み解く本。2006年10月、ACGでの展覧会『Cosmo Arbor』に合わせて出版されました。

1968年、時間の経過とともに崩れてゆく、ダンボールで出来た高さ10メートルの彫刻作品『Tardiology』の発表以来、常に「時間」と「空間」を見つめ続けてきた現代美術作家、野村仁（のむら・ひとし）。

1968年～2006年の最新作『宇宙樹'06』にいたる代表的な作品を見開きごとに取り上げ、コンセプトや制作エピソード等、豊富なテキストでそれを解説する。「近景」、「遠景」、「未来景」、野村仁の「ひたすらに見つめる」視覚の旅。「見ること」、そしてそれがもたらす「アート」を巡る一冊。

鶴の飛翔を捉えた写真作品『Grus』（2004年）から採譜した野村仁の完成したばかりのフェノメノン音楽『'Grus'score by HITOSHI NOMURA』（全8曲、66分57秒）とともに、私たちをとりまく森羅万象を感受して下さい。

「見る」野村仁：偶然と必然のフェノメナ

著者：野村仁 初版：2006年10月
執筆：岩城見一｜構成・編集デザイン：豊永政史｜翻訳：セス・ヤーデン
日・英｜判型：B５判｜144頁＋CD『Grus' score by HITOSHI NOMURA hv110（全8曲、66'54''）
価格：4,200円（+税）｜ISBN 4-903545-05-9
発行元：赤々舎
制作協力：アートコートギャラリー

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