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堀川すなお
《パスをつなぐ〜ラグビーボールに想いをのせて〜》
@東大阪市文化創造館

【コミッションアートワーク】
2019

堀川すなお
《パスをつなぐ〜ラグビーボールに想いをのせて〜》
@東大阪市文化創造館

【コミッションアートワーク】
2019

2019年9月に開館した「東大阪市文化創造館」の中庭に、堀川すなおの壁画作品が設置されました。

【作品概要】

    作家名:堀川すなお
    作品名:パスをつなぐ〜ラグビーボールに想いをのせて〜
    制作年:2019
    素材:ホーロー
    サイズ:約9.5×5.3m
    設置場所:東大阪市文化創造館 中庭(設計:佐藤総合計画、大林組、永田音響設計)
    コーディネート:アートコートギャラリー

《パスをつなぐ〜ラグビーボールに想いをのせて〜》について

    東大阪市の新たな文化芸術の創造発信拠点となる「東大阪市文化創造館」の中庭に、堀川すなおの壁画作品が設置されました。
    堀川は、この施設に相応しい作品のテーマとして、東大阪の文化であるラグビーに着目し、ラグビーボールを題材とした作品を制作しました。
    制作に当たって、堀川はラグビーボールを観察するワークショップを東大阪市の小学校やお祭りで9回行い、東大阪の子どもたち約70名がラグビーボールから導き出した、たくさんの形や言葉を元に約3.2x1.8メートルの原画を描きました。その原画を拡大させ、ホーローに焼き付けを施し、高さ約9.5メートルの壁画作品へと仕上げました。

    「One for All, All for One」や「No Side」などのラグビーの精神こそ、ものづくりに関わる多くの人たちが助け合う姿であり、未来へと受け継いで行きたい東大阪の在り方であると考え、堀川自身が生まれ育った中小企業の街・東大阪への想いや経験から、この作品には、ラグビーの精神を「想いのパス」として次世代へ繋げたいという願いが込められています。

    なお、同館への本作品設置については、2017年11月30日に開催された、東大阪市にゆかりのある若手美術家3名による指名コンペティションによって選ばれました。

メディア掲載

◆「東大阪市文化創造館」p.100(東大阪市文化創造館 全体の紹介はpp.96-100)
『近代建築』2020年4月号、近代建築社