Exhibitions
OAP彫刻の小径2010: UN – SYNTAX
2010.4 - 2011.春
今回の展覧会は、日本の野外彫刻史において固定観念化してしまった、彫刻と風景の調和という問題機制の問い直しを主題とする。台座が動かしがたい存在としてある状況を逆手に取り、台座に対して批評的な彫刻表現を試みるものである。展覧会には、八人の美術家が各自の方法論と問題意識から導き出した八通りの提案が出されているが、これらは特定の傾向に収斂するのではなく多方向に拡散する。それは、中央集権的な画一化が価値とされてきた日本の都市計画への対抗提案として、都市が本来的にもつ多様性を回復するものでもある。
出展作家
大西伸明、河口龍夫、祐成政徳、高橋匡太、林武史、待場崇生、松井紫朗、三島喜美代
ゲストキュレーター:藤井 匡