P&E (Presentation & Exhibition) 2008
2008.8.21 [thu] – 8.30 [sat] / 9.4 [thu] – 9.13 [sat] 11:00 - 19:00 (日・最終日は〜17:00) ※月休廊
|P&E 2008講評|
◎加藤義夫 (インディペンデント・キュレーター)
今年、私が審査委員長を務めた群馬県立近代美術館主催の「第9回群馬青年ビエンナーレ2008」展に入選した作家が、「P&E2008」展に4名(加藤亮・金澤麻由子・村上郁・門内幸恵)も選考されていた。私自身は「P&E2008」展の作家選考に関与していないので、驚きの結果といえる。
今回の「群馬青年ビエンナーレ2008」展は、開催以来最多応募者の884人(組)から47人が入選。その中の4人が「P&E2008」展で選考されたということは、本展レベルの高さを物語るものであろう。
◎八木光惠(アートコートギャラリー代表)
アートコートギャラリーが主催する公募展P&Eは今年4回目を迎えました。
応募120名より、展覧会出展作家としてAグループ、Bグループ合わせて25名を選出しました。この作家選出は、プレゼンテーションのために応募者から提出された資料ファイル(これまでの作品と出展予定の作品イメージ、コンセプト等のポートフォリオ)に基づいて当ギャラリーが行いましたが、次の二つを選択の基本としました。
◇ 作家が制作動機を自覚し、明解なコンセプトを持っているか。
◇ それを表現し、伝える技術を備えているか。
出展作家決定の最終調整はA、B、それぞれのグループ展としての構成を考えながら行いました。展覧会としての迫力はあるか、バランスはとれているか、新人発掘の役割を果たしているか、などの項目をクリアーするようにです。
さて私は今回初めてコメンテーターとして参加しました。全作家と作品について、公開ディスカッションの場などで話す機会を得ました。気付きましたことなどを講評として記します。
また、作家のみなさんに一言申し添えたい。自身の内面を見つめるばかりでなく、美術史を学び、過去の作家・作品を知ること。同時代の作家・作品の情報を得て、今何が起こっているかを見ること。これらは制作の次のステップのための効力となるでしょう。
関連イベント
- 8.23 [sat] 14:00~16:00 ※終了しました。
公開ディスカッション
◎コメンテーター: 加藤義夫(インディペンデント・キュレーター)× 八木光惠(アートコートギャラリー代表) - 8.23 [sat] 16:00~18:00 ※終了しました。
交流パーティー - 9.6 [sat] 14:00~16:00 ※終了しました。
公開ディスカッション
◎コメンテーター: 加藤義夫(インディペンデント・キュレーター)× 八木光惠(アートコートギャラリー代表) - 9.6 [sat] 16:00~18:00 ※終了しました。
交流パーティー
出展作家
Aグループ(絵画・平面):
井川優子、伊藤義高、かなやまひろき、川阪由利子、岸本幸三、小森夏奈、隅田あい夏、竹内佳奈、林 恭子、林 憲昭、松尾暢也、松上 剛、門内幸恵
Bグループ(立体・平面・映像・インスタレーション):
岡本華代子、加藤 亮、金澤麻由子、笹埜能史、塩谷良太、田島悠史、林美貴子、平川祐樹、西山裕希子、マイケル J. ミグリアーチ、村上 郁、山本正大