OAP彫刻の小径 2018-2019
ジャウマ・アミゴー/川島慶樹「オーガニック・パラダイス」
2018.05.23 - 2019.10 OAP彫刻の小径(大阪市北区天満橋OAP公開緑地内)
大阪市北区の「OAP彫刻の小径」において、国際的に活躍する2名の現代アーティスト、ジャウマ・アミゴーと川島慶樹による野外彫刻展を開催します。
ジャウマ・アミゴーは、バルセロナを拠点にヨーロッパやアジア各地を訪問しながら、20年以上にわたって滞在制作や展覧会を行っています。絵画・彫刻・陶・版画など幅広い表現は、自然や悠久の時間を感じさせるおおらかさが魅力です。本展では、ピレネー山脈の麓にある冬の凍りついた泉と春を待つ自然の風景から着想を得て、日本で制作した陶とステンレスによる新作《The Frozen Fountain》を色彩豊かに展開させます。
大阪を拠点に活動する川島慶樹は、木と石、鉄とガラスなど、異素材を組み合わせた抽象彫刻で1980年代より高い評価を受ける作家です。2000年以降は人工的なポリエチレン素材も取り入れながら有機的なフォルムを進化させ、愛嬌ある生きものやキャラクター性を感じさせる彫刻を手がけています。本展では、原始植物を思わせるガラスとステンレスによる《CLASSICS metal 》シリーズ、架空の生命体をアルミニウムで象った《Funny Buddies Aluminum》シリーズを発表します。
アミゴー、川島の両者は、自然を観察し、時には見立てを以って、素材から得たインスピレーションを自由に飛躍させ、愛情深い作品世界を創り出します。未知なる生命との出会いのような豊かな想像がひろがる「オーガニック・パラダイス」をどうぞお楽しみください。
■OAP彫刻の小径について
OAP彫刻の小径は、天神祭でも知られる大川を臨む水辺のプロムナード沿いに位置します。8点の大型野外彫刻は、一年半毎に水都大阪にふさわしいテーマを設けて展示替えを行っています。国内外で活躍する気鋭作家の彫刻作品を、親しみやすくをモットーに2005年よりご紹介しています。
出展作家
ジャウマ・アミゴー、川島慶樹